事業報告

令和4年度 事業報告書


定款第4条の事業の達成のために努力すると共に下記の事業の推進に努める。
1. 映画鑑賞環境の整備に必要な調査研究、統計の作成、資料の蒐集及び公表並びに関係官庁への意見具申に関する事項
  イ) 映画の海賊版撲滅対策に向けた諸活動の全面的な支援と映画観客動員数2億人をめざし、映連、外配協、全興連、MPAの4団体が進める「映画館に行こう!」実行委員会に参加する。
    <実施報告>
「映画の盗撮の防止に関する法律」に定められた映画産業の関連事業者映画盗撮防止措置を積極的に行うと共に、「映画館に行こう!」実行委員会における映画観客動員に向けた施策の立案に参画した。
2. 映画文化、映画芸術の振興に関する普及啓発に関する事項
  イ) JAPAN国際コンテンツ・フェスティバル、東京国際映画祭、日本アカデミー賞の開催に協力する。
    <実施報告>
映画を含む全コンテンツ産業が連携する世界最大規模のJAPAN Content Showcase 2022、第35回東京国際映画祭、そして、第46回日本アカデミー賞の開催に協力した。

  ロ) 「映画の日」における映画鑑賞機会の提供を、全興連の協力により推進し、映画の普及啓発に努める。
    <実施報告>
第67回「映画の日」中央式典と併行して、例年、全興連の協力のもとに、全興連傘下各組合が中心となった地方大会を開催し、入場料金割引興行の実施、地域に適した行事・サービスを行っているが、本年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点により、行事協力依頼は行わず、各地方の判断にお任せした。
  ハ) 映画文化・芸術の振興と映画産業の発展に資する国内各種映画祭の開催に協力する。
    <実施報告>
後援名義使用許諾とともに、映画業界内及び一般の方々への周知に積極的に協力した。
  ニ) 自主審査機関としての映画倫理機構及び日本コンテンツ審査センターの審査基準を遵守し映画文化の向上と青少年の健全な育成に努める。
    <実施報告>
映画倫理機構(映倫)の定期的な審査報告に対して、意見具申を行うとともに、映倫諸規程の改定等に関し、映画業界内への周知に協力した。
  ホ) 視聴覚障害者のためのバリアフリー映画の普及促進に関する取り組みに協力する。
    <実施報告>
株式会社サンライズ社より寄贈を受けた聴覚障害者用「字幕メガネ」を全国に設置し、視聴覚障害者のためのバリアフリー映画の普及促進に関する取組に協力した。また、全国の映画館への字幕メガネ導入に関する要望を政府に働きかけた。
  ヘ) 我国におけるオンライン著作権侵害を防ぐため、サイトブロッキングの導入等を推進する取組に協力する。
    <実施報告>
一般社団法人 コンテンツ海外流通促進機構(CODA)に協力し、関係省庁に意見具申を行った。今後も、正規版コンテンツにアクセスしやすい環境の整備を推進し、コンテンツ産業の健全な発展の為の取組を進めた。
3. 政府関係部門及び内外諸団体との折衝に関する事項
  イ) 映画を後世へ遺すために、経年劣化した原版・プリント等の修復とデジタルアーカイブ化の促進について、また、ボーンデジタル映画の適正且つ合理的な保存方法の確立に向けて国立映画アーカイブの取組に協力する。
    <実施報告>
本事業計画の内容に基づいて、関係省庁に働きかけた。
  ロ) コロナ禍で被ったダメージからの再生に向けて、映画産業界全体(製作配給、興行)で行う取組に協力する。
    <実施報告>
コロナ禍により打撃を受けたエンターテインメント業界等への需要喚起のための施策「イベント割ムビチケ作品共通券(Go To イベントキャンペーン)」の取組に協力し、映画業界内及び一般の方々への周知に積極的に協力した。
4. 映画文化、映画芸術の振興及び映画産業の発展に寄与した団体、法人、人物等の表彰、顕彰の事項
  イ) イ) 本年67回を迎える「映画の日」において【中央式典】を盛大に挙行し、映画産業の活性化及び振興を図ると共に映画産業に対して功績のあった者と映画産業界における永年勤続者を顕彰する。
    <実施報告>
第67回「映画の日」中央式典を開催した。なお、新型コロナウイルス感染症予防の観点により、授章式のみの開催とし、パーティーは中止した。
日時: 令和4年12月1日(木)午後1時より
場所: グランドプリンスホテル高輪 プリンスルーム
永年勤続(40年以上)功労章受章者:47名
特別功労章 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
特別功労章 青山 剛昌
感謝状: 全国の映画館
5. 全各号に掲げているほか、本会の目的を達成するために必要な事項
    <実施報告>
前各号に掲げているほか、特になし。