活動内容

映画の日


 1896年(明治29年)11月25日〜12月1日、エジソンが発明したキネトスコープが、初めて神戸で輸入上映され、この年から数えて60年目にあたる1956年(昭和31年)より、“12月1日は「映画の日」”と制定し、日本における映画産業発祥(日本で初めての有料公開)を記念する日としました。
 一般社団法人映画産業団体連合会(映団連)では、「映画の日」の事業として、全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)及び傘下の各興行組合のご協力のもとに、入場料金割引、特別招待の実施、地域に即した関連行事の開催等により、全国の映画ファン及び一般の消費者の皆様に向け、一層のサービス向上に努めるとともに、映画を劇場で観ることの魅力を周知することに努めております。
 また、映画産業の活性化及び振興を図るために、「映画の日」中央式典を盛大に挙行し、映画業界で永年にわたり勤続されてきた方々及び映画産業の伸張に功績のあった方々を表彰しております。





第63回「映画の日」中央大会

<2018年11月30日(金) 於:品川プリンスホテル アネックスタワー>

 

特別功労章

※順不同

 

石井 巌 さん (編集技師)
是枝 裕和 さん (映画監督)
紅谷 愃一 さん (映画録音技師)



 第63回「映画の日」特別功労章は、山田洋次監督のほぼ全ての作品を手掛け、映画がデジタル化される中、フィルム編集技師として、いまも現役(最新作は2019年公開の『男はつらいよ』第50作)で活躍されており、後身への指導も含めて日本映画界の発展に大きく貢献された石井巌さんが受章されました。

 また、手掛けた作品の多くが国内外で高い評価を得て、最新作「万引き家族」は第71回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルム・ドールを獲得し、日本映画の存在感を世界に知らしめた是枝裕和さんが特別功労章を受章されました。

 また、多くの大作、話題作を手掛け、日本アカデミー賞最優秀録音賞、米・ゴールデン・リール賞など多数受賞するなど、氏のフィルモグラフィーは、まさに戦後の日本映画史であり、また、人財育成にも尽力された紅谷愃一さんが特別功労章を受章されました。

第63回「映画の日」特別功労章 受章者記念写真

後列(左から)女優:岡田彩花さん(松竹芸能梶j/来賓:吉田博史さん(経済産業省 大臣官房審議官)/来賓:内藤敏也さん(文化庁審議官)/女優:松宮なつさん(鰹シ竹エンタテインメント)
前列(左から)特別功労章:是枝裕和さん代理・北原栄治さん(兜ェ福 プロデューサー)/特別功労章:紅谷愃一さん/特別功労章:石井巌さん代理・石島一秀さん(鰹シ竹映像センター 編集技師)


特別功労章:石井 巌 さん

(石井さんは、1週間前に風邪をこじらせ、大事をとってご欠席の為、石井さんと松竹大船撮影所の頃からご一緒にお仕事をされ、現在は、鰹シ竹映像センターにご所属の編集技師・石島一秀さんがご登壇され、手紙を代読しました)

「松竹大船撮影所時代に、石井さんのアシスタントを多くやらせて頂いて、編集という職業が、いかに作品に貢献する重要な職種であるかを、石井さんの携われた作品、作業から、多くの事を学ばせて頂いて今日に至りました。石井さんの代理で受章出来る事を光栄に思っております。では、石井さんからの手紙を代読させていただきます。『特別功労章をいただき、とても嬉しく感激しております。誠にありがとうございました。私が松竹大船撮影所 現像部に入社したのは、1952年でした。現像部で7年勤務の後に、1959年編集部へ職場転換して、映画編集の重要な仕事をする事になりました。そして、1966年、私は1本の編集をする事になりました。その後も、沢山の映画の編集をして参りましたが、最初の第1回担当作品より今年までの53年間に96本の映画を編集し、完成させて参りました。長年にわたり、映画の仕事が出来た事は幸せだと思っております。監督をはじめ、スタッフ、多くの方々に支えられて、ここまで来られた事に深く感謝しております。本日は、大変ありがとうございました。』」


特別功労章:是枝 裕和 さん

(是枝監督は、スケジュールの都合上、ご欠席の為、是枝監督が所属する制作者集団「分福」のプロデューサー・北原栄治さんが代理としてご登壇され、手紙を代読しました。)

「是枝(監督)は、フランスのパリで新作を撮影しておりますので、代わりに私が手紙を代読させていただきます。『映画の製作を始めて20年以上経っていますが、分福という制作者集団を作り、ギャガをはじめフジテレビ、AOI Pro.の皆様に支えていただくという演出・プロデュースの両面でのサポート体制を確立してから、今年でちょうど5年目になります。『万引き家族』を集大成と言うには、やや、ためらいがありますが、このようなチーム作りの結実した結果であることは間違いありません。章を心から誇りに思います。」

特別功労章、紅谷 愃一 さん

特別功労章:紅谷 愃一 さん

「ありがとうございます。大変、光栄です。録音という地味な仕事で、こういう素敵な章をいただけるとは思っていなかった。長年、録音一筋でやってきたことを誇りに思います。長い間、色々な作品をやってきましたが、幸運な事に、素敵な監督、そして素敵なスタッフに巡り会えた事が、こういう章に結びついたと思っております。」


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