活動内容

12月1日は「映画の日」


 我が映画界では、“12月1日は「映画の日」”と制定し、日本における映画産業発祥(初めての有料公開)を記念する日としました。

 弊団体では、「映画の日」を記念する式典を開催し、今年度あるいは永年に亘り、日本映画界の発展のために特に優れた貢献をされた方々(企業)に対して、映画界を代表し表彰させていただいております。

 今年で70回目を迎える「映画の日」では、特に功績のあった下記の方々が選出されました。


第70回「映画の日」特別功労章 一覧
※五十音順


◆岩上 敦宏 様
(株式会社アニプレックス 代表取締役 執行役員社長)
◆長瀬 文男 様
(株式会社IMAGICA GROUP 代表取締役会長)
◆倍賞 千恵子 様 (俳優)

以上





第70回「映画の日」中央大会

2025年12月1日(月)

 

第70回「映画の日」集合写真

【後列左から】
阿部南愛様(松竹エンタテインメント)/江澤正名様(経済産業省 商務・サービス政策統括調整官)/森友浩史様(文化庁 審議官)/富居玲衣様(松竹エンタテインメント)
【前列左から】
長瀬文男様(IMAGICA GROUP 代表取締役会長)/倍賞千恵子様(俳優)/岩上敦宏様 (アニプレックス 代表取締役 執行役員社長)



 第70回「映画の日」式典では、映画業界で40年以上の永きに亘りこの業界を支えられてこられた永年勤続功労章47名の表彰が行われました。また、今年度、あるいは永年に亘り、日本映画界に多大な貢献をされた方々に対して、特別功労章の授与が行われました。

特別功労章は、『鬼滅の刃』『国宝』を世に送り出し、アニメと実写の両方から映画界に絶大な貢献を果たしたアニプレックス社長の岩上敦宏氏へ贈られました。
また、設立以来90年にわたって高い技術力で日本の映像文化の発展を支え続けてきたイマジカグループ会長の長瀬文男氏、そして日本映画界において半世紀以上にわたって幅広い様々な役柄を演じ、常に第一線で活躍を続けている倍賞千恵子氏に、それぞれ特別功労章が贈られました。

■特別功労章
岩上 敦宏 様 
(株式会社アニプレックス 代表取締役 執行役員社長)

岩上 敦宏 様 (株式会社アニプレックス 代表取締役 執行役員社長)


「まずは、株式会社アニプレックスの代表としての受章ですので、ここまで一緒に歩んでくれたアニプレックスの社員の皆さん、グループ会社のミリアゴンスタジオの皆さん、そして『鬼滅の刃』チーム、『国宝』チームの皆さんに感謝申し上げます。皆さんのお蔭で、今、ここに立たせていただいております。
『鬼滅の刃』と『国宝』という2つの作品を一緒に語ることは難しいのですが、ある共通点があると思っております。それは、どちらもスタッフとキャストの皆さんのもの凄い熱量が詰め込まれた非常に質量の高い作品ということです。私自身、初回も面白かったですけれども、2回目、3回目と観るにしたがって、より面白く新しい発見があり、非常に濃密なフィルムだと思いました。改めて、この素晴らしい映画を作ってくれたスタッフの皆さん、キャストの皆さんにお礼を申し上げたい。また、両作品ともに、これほど多くの興行収入と動員を伸ばせてこられたのは、ここにいらっしゃる皆様をはじめとした映画業界の関係者の皆様のご尽力なくして成り立たないと思います。配給の東宝様、興行の関係者の皆様、全国で劇場を運営していただいている皆様、メディアの皆様、支えていただいた皆様に心からお礼を申し上げます。皆様のお力で、作品が本当に多くの観客に届いてくれたと思っております。
私個人の話を少しさせていただくと、私自身もここにいる多くの皆様と一緒で、映画に魅了されて、映画ばかり観て過ごした学生時代でした。ひょんなことからアニプレックスに入社し、アニメプロデューサーとして色々な作品を手掛けることが出来て、その後、社長に就任して、気が付けば入社してから29年の月日が流れました。入社した頃は、29年後自分がこんな章をいただけるとは全く思っていなかったので、学生時代の自分に伝えてあげたい気もします。そして、憧れていた映画業界の映画史というものに、微力ではありますが少しでも貢献できたのであれば、一番幸せなことだと思っております。
我々は、『鬼滅の刃』と『国宝』の2作品以外にも、規模の大小を問わず、様々な作品を製作・配給しております。これからも総合芸術である映画というものは、決して廃れることなく、色々な物を吸収して、より発展していくものだと思っております。我々アニプレックスは今後もバラエティに富んだ作品を世に送り出していきたいと思っているので、これからも応援していただけたら嬉しく思います」



■特別功労章
長瀬 文男 様
(株式会社IMAGICA GROUP 代表取締役会長)

特別功労章:長瀬 文男 様(株式会社IMAGICA GROUP 代表取締役会長)


「この度は、錚々たる先輩諸氏の皆様が受けてこられた名誉ある特別功労章を賜り、誠に嬉しく、心より御礼申し上げます。この受章は、私個人というよりも、会社とその従業員全員に対するご褒美と受け止めております。
弊社は、1935年に映画フィルム現像を開始してから、今年で90周年を迎えることが出来ました。フィルムからビデオ、デジタル、そしてAIの時代へと技術は大きく進化してきましたが、イマジカの歴史はまさに進化する技術をいかに先取りして取り込み、生き残っていくかという歴史でした。そして、今日まで続けてこられたのは、ひとえに、ここに集まっておられる皆様の温かいご支援の賜物だと思っております。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
この特別功労章は、1985年に当時社長だった父(長瀬彰造氏)が拝受しており、また、2023年に盟友のROBOT・阿部秀司氏が受章しております。同じ章を頂戴できたのは望外の喜び。父も阿部さんも喜んでくれていると思います。本日の受章を励みに、これからも皆様の映像制作活動を、縁の下からお手伝いできる企業であり続けられるよう、弊社従業員一同、更なる研鑽を重ねる所存でございます」



■特別功労章
倍賞 千恵子 様 (俳優) 

倍賞 千恵子 様 (俳優) 


「皆さん、こんにちは。倍賞千恵子です。
私が松竹に入ってからの1作目が『斑女』という映画で、昭和36年でした。それから2年目に歌った『下町の太陽』がレコード大賞新人賞をいただいて、その頃、歌がヒットすると映画化されるという時代だったので、その一環として、『下町の太陽』も映画化されることになり、その時初めて、山田洋次監督と出会いました。『下町の太陽』の脚本と監督が山田洋次さんだったのです。それから松竹で色々な映画に出演させていただきながら、『男はつらいよ』が始まって50作映画を撮影しました。渥美さんがいなくなったことによって、映画が終わってしまったのですけれども、ある意味で、お兄ちゃんはこの大きな映画界を救った人じゃないかなと思っていて、私はお兄ちゃんのことをとても尊敬しております。そして私自身も、お兄ちゃんに役者としてというよりも、人間として何が大事かということを教えてもらったような気がして、ずっと今もこうして映画界で生きております。
私は、数えてみますと、64年間、映画に携わって参りました。『下町の太陽』の頃は21歳でした。その差はあまり数えないでいただきたいのですけれども(笑)。その中で山田監督にお会い出来たことが私にとっては、素晴らしい出来事でした。山田監督を尊敬して、感謝して、師として仰いで、この映画界を歩いてきたと思っております。
70回という『映画の日』に特別功労章をいただけることは、私自身というよりも、お兄ちゃんや山田監督に支えられ、そして映画を愛するスタッフの皆さんの力に支えられ、私はここまで仕事が出来たのではないかと思っております。これからも素晴らしいスタッフと出会えるように、体に気をつけながら精進して参りたいと思います。今日は本当にありがとうございました」






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